ライブレポート 未体験の臨場感

2010.06.01 Tuesday
Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR
FictionJunction / Yuki Kajiura LIVE Vol.#6 / 横浜BLITZ

前日のKalafinaに続いて、日曜日はFictionJunctionの出番でございます。FJのライブは6回目、今年の1月以来。横浜BLITZは、FJとしても何度もライブを行っている場所。僕も何度も来ているところで、もう勝手知ったるホールになりました。物販は前日に済ませていたので、この日は開場30分前くらいに現地に到着。ロッカーの場所もホールの形も分かっているし、ゆったり入場すればおk、と思っていました。

ですがね、今までとか決定的に違うことは一つだけあったんですよ。それは「整理番号がめちゃくちゃ早い」ということ。かなり先頭に近いレベルでの入場でした。そのおかげもあって、なんと最前列に入ることができました。しかも、どセンター!なんだか、これだけで緊張してしまいます。こんなに間近で見られるなんでそうそうないし、わくわくしてきます。

とはいえ、多少の不安もあったんですよね。というのも、以前Kalafinaのライブでも早い入場順になったことがあって、そのときにポジション取りで"前過ぎて"失敗したなーって思ったことがあったんです。両サイドのスピーカの焦点範囲からかなり外れてしまって、"音"を感じることがあまりできなかった。中途半端な感じになってしまったんです。最前列なんて、音が届くことはあまり期待できないし、大丈夫だろうか、と気になりながら開演を待っていたんです。

結果的には、大正解でしたよ。ポジション的には、ちょうど貝田さんの目の前!少し左にWAKANAちゃんと梶浦さんがいて、KEIKOちゃんとKAORIちゃんは右側、若干遠目。いやいや、十分近いんですけどもね、相対的にね。もうね、近くで見ると一層綺麗でね・・・・!

開幕は、フロント・バンド・メンバーズによるインストゥルメンタル・アクションから。歌姫ーズなしで、バンドメンバーズの演奏だけをじっくり楽しむというのは初めてのことで、とても新鮮でした。程よいテンポと軽快なリズムで、これから始まる「音楽の時間」にはちょうどいいプレリュード。歌姫ーズが登場してからの2曲は華麗なる"梶浦語"の世界。ゼノはいいですね。走り抜けるよ!ついてこいよ!って感じがステージから伝わってきます。

ライブでもおなじみの曲が連続するパートは、でも少しづつ変わってきてる感じがしました。WAKANAちゃんは高音の伸びに磨きがかかり、KAORIちゃんの英語のイントネーションもずいぶんサマになってきて。"いつものライブ"を体感する安心感。誰のライブにも、やっぱり「はずせない曲」ってありますよね。思い切り盛り上がる曲もそうだけど、ミドルテンポの曲や、スローでしっとりと聞き入る曲も、ちゃんとした「定番」なのです。

アルバム「Everlasting Songs」からは2曲。エバラスの発売は昨年の"2月"ですよ?(笑) 「星屑」は何度聞いてもいいなぁ。ライブでの披露はまだ2回目ですけど、涼やかなせせらぎのような、冷たいんだけど明るさを感じる曲で、歌姫ーズのハーモニーがとっても活きる曲だと思うんです。「星屑」を聞くと、貝田さんメインの「here we stand in the morning dew」も聞きたくなるけど、残念ながら今回はなし。でも、4人の明るいハーモニーを堪能することができて、満足です。

そのあとはnoirのメドレー。今度はうって変わってダークブラックなヴォーカル四重奏。「canta per me」や「salva nos」は言わずと知れた名曲です。ライブでも毎回やる定番でもあります。聞きすぎてソラで歌えるくらいになってしまって、「salva nos」で口ずさんでたら、目があった貝田さんに笑われてしまったw な、なんなのこの恥ずかしさ!

そして、本日のゲスト・ヴォーカリスト、伊東恵里さんの登場です。伊東さんは、2年前のO-EASTでのライブ「Vol.#2」以来。久しぶり。その時にも披露してくださった曲を、今回また生で聴くことができました。伊東さん、1ヶ月半ほど前に肋骨を骨折した(!)らしく、まだ本調子とはいかないようでしたけど、圧倒的な音の弾道は健在でした。けど、それに負けてない歌姫ーズもすごかった。2年前は「伊東さん、圧倒的だ!」と思ったものですけど、今回は違った。みんなパワフルでした。確実に進化している!

今回は、ステージトークでも梶浦さんだけでなくて歌姫ーズもよく喋ってくれて、いろんな話が聞けて楽しかったです。みんなだんだん慣れてきて、シャイな貝田さんもよく喋ってたし、笑いの絶えないトークパート。KAORIちゃんはどこまでも男らしいのなw バンドメンバーズ紹介では、当然梶浦さんしかマイクを使わないんですが、最前列だったので、バンドメンズの生の声が聞こえてしまう!強一さんも今野さんも、想像してたよりずっと渋くてかっこよかった・・・・!

そしてそして!待ちに待った生「時幻」ですよ!1月のライブが「日本語封印」だったために披露できず、梶浦さんですら「ちょっと後悔した(汗」という新曲!わーっと盛り上げておいたくせに、「everytime you kissed me」と「野原」ですーっと静める。からのー、「Parallel Hearts」で再着火!ドS!「野原」でせっかく落ち着いたと思ったら突然強一さんのハイハット&バスドラムの4連発がきたもんだから、思わず「ぎゃあ!」なんて言っちゃいましたw やっぱりこの曲は特別な感じがあるなぁ。思い入れは大きいです。「FictionJunction」として初めて作った、記念の作品だものね。

クライマックスの「かっ飛ばしタイム」は、もういつもの通りにノリにノリました。最前列だったし、歌姫ーズも梶浦さんも目の前ではっちゃけてるし、これはハジケないと、歌姫ーズに失礼だ!そんな感じで、腕を振り上げてノッてたら、また眼があった貝田さんにまた笑われてしまったw きゃー!><

本編の最後は「maybe tomorrow」。初めて聞く曲でした。しっとりと儚く、それでも強く美しく。とても素敵で、聞き入ってしまいました。英語の曲ですが、スクリーンに日本語の歌詞が映し出されていて、その歌詞がとても切なくて。ライブであれほど歌詞を強く意識して聴くことなんてなかったな。

アンコールは3曲。「I reach for the sun」は、もしかしたら「Everlasting Song」と同じようなアンコールの準定番になるかもしれませんね。ミドルテンポで進む明るい曲は、アンコールの雰囲気にはぴったりですよ。今回「ユメノツバサ」をやらなかったので、この曲の明るさが際立っていました。個人的にも大好きな曲なので、やってくれてとても嬉しかったです。これからもっと、一緒に歌えるといいな。

ラストは伊東さんも一緒に「ring your song」で締めです。この曲は「Vol.#2」でもラストナンバーだった曲です。伊東さんのソロヴォーカルと、歌姫ーズのコーラスとのコントラストがとても綺麗。最後の「only for you」からアウトロを抜けて、静かに残る余韻には、もう鳥肌モノです。素晴らしい。

O-WESTで行われた「Vol.#1」から2年を経過して、いよいよ熟成してきたYuki Kajiura LIVE。変わらない魅力の中にも、少しづつ変わっていくものもある。その変化・進化を見ていくのも楽しい。そしてやっぱり、一緒に「音楽の時間」を過ごせることが楽しいし、とても幸せです。ライブのたびに思うことですけど、やっぱり僕は梶浦さんの音楽が、FictionJunctionの音楽が大好きなんだな。

余談ですけど、目の前で歌ってた貝田さんがすごくかっこよくて、正直ちょっと惚れたw すぐ左で歌ってたWAKANAちゃんはとっても綺麗でした。いつもと違って黒を基調にした衣装でしたが、これがとてもよく似合っていた。この2人のパワーが目の前にあって釘づけになってしまって、KEIKOちゃんとKAORIちゃんのパワフルヴォイスに耳を傾ける余裕がありませんでした。ちょっと残念だけど、貴重な体験でしたよ。あんな臨場感、そうそう味わえるものじゃありませんから。



セットリストは以下になります。伊東さんの出演された部分を除いては共通かと思いますので、名古屋、東京にいらっしゃる方はご注意くださいませ。
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ライブレポート 「4人」と「3人」

2010.06.01 Tuesday
Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR
Kalafina LIVE 2010 "Red Moon" 横浜公演 / 横浜BLITZ

2月の「progressive+」に参加できず、なので昨年末のBLITZ以来のKalafinaライブ。アルバム「Red Moon」を引っ提げて、という形のライブツアーでした。昨年は毎月やっていたmorph東京でのライブイベントを、今年は全然やっていないので、Kalafinaのメンバーも意気込みは違うのかもしれません。

僕はと言えば、もともとmorphのイベントには行っていなかったので、久しぶりのライブを楽しもうと、いつもと同じようにホールに向かいました。ただ、実はアルバム「Red Moon」をほとんど聞きこんでいなくて、アルバムの新曲が全然わからないまま行ってしまって、それはちょっと後悔です(汗

そんな中で、「sapphire」は良かったなぁ。WAKANAちゃんの透き通ったハイトーンヴォイスと、KEIKOちゃんの下から支えるハスキーヴォイスのコントラストが絶妙でした。この2人のハーモニーは、他の誰でも表現できない魅力が溢れています。他を寄せ付けない強烈な何かが、この2人の間にはあるんだろうなと思うんです。

中盤は昨年のアルバム「Seventh Heaven」から数曲。「夏の林檎」は個人的にも好きな曲。WAKANAちゃんとHikaruちゃんの2人の高音に、ケーナの鋭く柔らかい音色が絡む曲で、高いキーの音を存分に味わえる曲です。「fairytale」は逆に、WAKANAちゃんは抑えめの中音、KEIKOちゃんは独特の低音で、深く、しっかりと歌いあげる曲。このパートは、行ったり来たりのメリハリがすごくあって、聞きごたえがありました。さすがの表現力。

ステージトークはもう、この3人は本当によくしゃべるw ちょっと天然もまじってるWAKANAちゃんにKEIKOちゃんが突っ込んで、Hikaruちゃんは置いてけぼりでおろおろしてる、という構図がもう出来上がってます。楽屋トークで盛り上がるだけでなく、適度にオーディエンスも巻き込む感じで、距離感がちょうどいい。このあたりは、昨年のmorphライブで学んでいったんだろうな。

終盤は力強く歌い上げる曲が連続。「intermezzo」あたりまではまだマシなほうで、「Lacrimosa」からはもう手がつけられない。「また風」でホールを十分に熱したところに「Kyrie」とかどう考えても危険すぎるw 熱い!いや、暑い!

今回のバンドメンバーは、これまでのKalafinaライブのメンバーとは違って、いわゆる「フロントバンドメンバーズ」が勢ぞろい!FictionJunctionのライブでも素晴らしい音を奏でるバンドメンズが、今日はKalafinaのために演奏します。本当に素晴らしいメンバーで、音にメリハリがあって、最高のサウンドでしたよ。3人のヴォーカルが負けてしまうくらいの、迫力のある音でした。この音、やっぱり好きだなぁ。

アンコールは3曲。「love come down」で着火した後、これまでオーラスの定番だった「sprinter」を、ここで。ライブで「sprinter」を聞いたのはもう4回目くらいなんですが、最近特に思うんですよね。「sprinter」は、やっぱり"4人"の曲なんだな、って。

Kalafinaは当初、WAKANAちゃんとKEIKOちゃんの2人でスタートしました。この2人で「oblivious」を出して、次の「sprinter」でHikaruちゃんとMayaちゃんが加わって4人になりました。この4人でライブに出演したのは、2年前の「Yuki Kajiura LIVE Vol.#2」のフロントアクト、これが最初で最後です。このときの「sprinter」は、それはそれは圧倒的で、見事なまでのハーモニーでした。4つの声が折り重なって、それぞれが思い切り主張して、でも全然喧嘩してなくて。すごい迫力だった。この「sprinter」を聞いて、僕はKalafinaにハマッたんです。

Mayaちゃんがいなくなって、3人で奏でる「sprinter」はやっぱり何か物足りない感じがしてしまうんです。なんというか、厚みが足りないというか。3つの声が重なるハーモニーもとてもきれいで美しいものなんですが、迫力がどうしても足りない。4人で歌ったあの大迫力の「sprinter」、まさに"突っ走る"感じがもう聞けないのは、とても残念だな、と思ってしまうんです。

最後の曲は「I have a dream」。「Red Moon」のラストナンバーでもある、ゆったりとしたミドルテンポの曲。爽やかな、清々しい気分で終幕です。KEIKOちゃんの声は、こういうミドルテンポの曲がとてもよく似合います。明るい印象の曲はもっともっと聞きたい。

終わってみたら8時半。正味2時間半くらいで、やっぱりあっという間だな、という感じでした。いろんな印象がまじりあった、不思議な時間。「Kalafinaの音楽」を感じながら、同時に「梶浦サウンド」との違いも明確に感じた2時間半でした。どっちが良いとか悪いとかじゃなくてね。詞や曲を作るのは梶浦さんなんだけど、歌ったら最後、3人はもうその音を自分たちだけのものにしてしまうんだなぁ。



セットリストは以下になります。全公園共通かと思いますので、名古屋、東京に参戦される方はご注意ください。
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今年も走ろう!

2010.01.13 Wednesday
Yuki Kajiura LIVE Vol.#5 〜日本語封印スペシャルライブ〜 横浜公演 / 横浜BLITZ

2010年の暴れ初め!2週間前にも来た横浜BLITZに、再び行ってまいりました。

今回で5回目を迎える梶浦由記さんのライブは、Vol.#1以来の「日本語封印スペシャル」。つまり、日本語の歌詞の曲は一切やりません、ということ。梶浦さんは、日本語だけでなく、英語やドイツ語、スペイン語、イタリア語、そして"梶浦語"(造語)の曲もたくさん書いているので、こういう曲だけでライブをしてしまおうというわけです。あ、トークだけは日本語ですよ、念のため。

開演早々、トークで「今日は日本語封印ということで、セットリストには日本語の曲が一切ありません。というか、半分以上の曲には意味すらありません」とおっしゃる梶浦さん。いやまさかさすがにそこまでやらんでしょうよ。いくら梶浦さんでも、そこまでひどいことはなさらないでしょう。と思っていたんですが、



本当に半分以上は意味不明だった!!



梶浦語曲が半分以上でした。最初は、梶浦語曲とそうじゃない曲の数を数えてたりしたんですが、途中で梶浦語曲が4曲増しくらいになったので、あきらめました(笑)。

3曲目の「voyagers」は、まだCD化されていない曲で、つまりフルサイズでは初のお披露目。NHKの番組に使われていたので、1分弱くらいのサイズでは聞いたことがあったんですが、改めてフルサイズで聞くことができました。これはすごくよかった。白い雲の中を駆け抜けていくような、とても爽やかな曲で、WAKANAちゃんの"女神の歌声"が最高に心地良い。フルサイズが聞きたいと思っていたけど、まさかこのライブで聴けるとは思っていなかったので、驚きました。

アニメーションのサントラ盤に収録されている曲がほとんどだった今回、僕が知っている曲はごくわずかで、ほとんどは聞いたことない曲でした。けど、そこは「日本語封印」がいいように作用していて、純粋に「音」を楽しむライブ。今回は大半が梶浦語曲だったので、そういう部分がとくに強調された感じでした。

WAKANAちゃんと貝田さんの高らかなハイトーンヴォイスや、KEIKOちゃんのハスキーな低音、KAORIちゃんの表現力たっぷりなヴォーカル。それぞれが全部絡み合って、波のように襲ってくる。そこにピアノやストリングスの旋律が追い打ちをかける。久々に「音の海に溺れる」感覚を思い出して、「梶浦サウンド」の本質を味わうことができたライブでした。すンごかった。

とはいえ、やっぱり「salva nos」「zodiacal sign」「目覚め」といった、お約束の"祭りパート"も健在で、ここはいつもどおりにハジケるところ。

個人的にとても印象に残ったのは、先の「voyagers」と、「Historia : closing theme」「I reach for the sun」の3曲。中音〜高音のハーモニーが美しく、歌姫4人のコーラスが引き立つ明るい曲。僕は、こういう明るい曲のほうが好きで、「I reach for the sun」も「エル・カザド」で聞いてからお気に入りでした。歌姫ーズのためのアレンジで聴けたのはうれしかった。

サントラ盤とは違った、4人の歌姫ーズで歌うための特別なアレンジが聞けるのも、このライブの楽しみのひとつです。梶浦さんのつくるアニメーションサウンドには、実に多くのヴォーカリストが参加していますが、ライブに登場するのは4人。楽器も限られている。なので、コーラスやバックサウンドを、ライブ用にアレンジします。そしてそれだけでなく、梶浦さんが調子に乗っていろいろ"曲で遊んだ"結果、CDでは2分しか収録されていない曲が、8分の大作になったりする(笑)。曲が終わったかと思ったら、突然ブレイクが入って再開して、あれまだ続いてたんですか、なんてことはザラです。それがまた面白い。

いろんな楽しさが詰まったライブで、やっぱり僕は梶浦さんの作る音楽が好きなんだなと、歌姫ーズやバンドメンズの奏でる音が大好きなんだなと、また実感するライブでした。年明け早々、いい思い出ができました。

梶浦さんは言います。

今年もまた、いろいろなことがあると思います。
楽しいことも、うれしいことも、たくさんあると思う。それと同じくらいに、きっと苦しいことや悲しいこともあるんだと思うんです。
難しいことだけど、悲しいことや辛いことを、なかったことにしないで、しっかり受け止めて。そういういろいろなことがあって、辛いことも乗り越えて、その先にまた楽しいことがあるんだと思うんです。

そういう思いが込められた曲「open your heart」は、ヴォーカルのきれいなハーモニーと、是永さんの優しいギターソロ、今野さんの流れるようなヴァイオリン、ゆったりと波に乗って漂っているような、素敵な曲。僕が一番好きな曲です。

カーテンコールの後に、もう一曲。歌姫ーズと梶浦さん、ヴァイオリンの今野さんで奏でた「a farewell song」。これは僕は初めて聞く曲だったんですが、別れの曲なのに、すごく温かい。スクリーンに歌詞が出ていて、英語なんですけど、それを見ながら聞いて、なんだかものすごく感動した。別れなんだけど、悲しい別れじゃない。「いい別れ」っていうのが、そこにあふれていました。

・・・・いやいや、梶浦さんのライブがなくなってしまうわけではないですよ?むしろ、「LIVE Vol.#6」をお知らせがあったくらいですから!今度は5月、大阪、横浜、東京、名古屋の4公演。今度は日本語を解禁して、今月末に発売する新曲もやって。

また、楽しみな1年の幕開けです。



セットリストは以下になります。
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至福の90分間

2009.10.22 Thursday

[amazon]FictionJunction Yuki Kajiura Live Vol.#4 PART 1 / FictionJunction YUUKA


キタヨ―――――――(゚∀゚)―――――――!!!!

というわけで、7月の梶浦由記さんのライブ「FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.#4 〜 Everlasting Songs Tour 2009〜」の第一部「FictionJunction YUUKA」パートのライブDVDが到着しました!お待ちしておりました!長かった!

「FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.#4 〜 Everlasting Songs Tour 2009〜」は、昨年からライブ活動を本格的にスタートさせた、梶浦由記さんの4回目のライブ。そして、初のツアー公演。東名阪を巡るツアーは、東京・JCBホールが千秋楽で、この千秋楽の模様を収めたのが今回のライブDVDであります。公演は二部構成で、第一部は「FictionJunction YUUKA」ということで、FJ創成期を支えたYUUKAちゃんのオン・ステージ!もちろん僕は会場にいたわけですが、あの感動を蘇らせつつ、また楽しませてもらいました。

FictionJunctionは、「Swimmer」で知られるSee-Sawのキーボーディスト・梶浦由記さんのソロプロジェクト。梶浦さんが作りたいように曲を作って、その曲に合った歌い手さんに歌ってもらうという、なんとも「ワガママ」なプロジェクトなのです。その最初の歌い手さんが、YUUKAちゃん。ガンダムの挿入歌になった「暁の車」を壮大に歌い上げて、僕はその歌声に一発で惚れてしまったのでした。力強くも悲しげで、ともすれば儚く散ってしまうような、いくつもの感情・想像・情景が入り混じった歌声。「今までに聴いたことのない歌」だった。

その後、いろいろな作品の音楽を手がけるにつれて、歌い手さんも増え、昨年からライブ活動もスタート。ライブでは「ゴールデン・歌姫ーズ」として4人の歌い手さんがレギュラー出演していますが、YUUKAちゃんはこの4人に入っていないのです。なので、YUUKAちゃんの歌声が生で聴ける機会は、本当に数少ない。だからなおさら、うれしくて、楽しくて、他に代えられない素敵な時間なのでした。

ゴールデン・歌姫ーズの4人が登場した第二部「FictionJunction」パートは、12月にDVD発売。第一部とは違い、4人の歌姫ーズの歌声が重なり合う、重厚で複雑で、これ以上なく素敵なハーモニー。こちらもまた楽しみです。2ヶ月も先なんて、恨めしい!

年明けにはまた、「Yuki Kajiura LIVE Vol.#5」が待っています。僕はファンクラブ先行で、もうチケット取っちゃいました!今まで好きになったアーティストは数あれど、ファンクラブに入ったのはFictionJunctionだけなんですよね。それくらい、「梶浦由記 / FictionJunction」というアーティストは、僕にとって"特別"なのです。
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よろこびを、ともに

2009.07.13 Monday

FictionJunction Yuki Kajiura LIVE Vol.#4 〜 Everlasting Songs Tour 2009 〜 東京公演 / JCBホール

半年ぶりの、梶浦由記さんのライブに行ってまいりました。今回は、FictionJunctionとしての初のアルバム「Everlasting Songs」をひっさげての、東名阪3公演ツアー。平日の名古屋・大阪を経て、東京・JCBホールでいよいよ最終日。千秋楽です。

JCBホールは全席指定。FC先行でチケットを取ったものの、アリーナの後方だいぶ右寄りという位置取りで、ちょっと見づらかったのは残念でした。僕は開場10分後くらいにホールに入ったんですが、その時点ではまだ埋まりはまばら。開演30分前を過ぎたあたりから一気に埋まり始めて、ホールをざわついてきました。そこかしこで、ツアーパンフの袋を開ける「ビリビリー」という音が聞こえていたのが印象的。

二部構成となる今回のライブ。第一部はFictionJunction YUUKAということで、YUUKAちゃんオンステージ。2007年2月以来の「FJY」としてのステージで、とにかく楽しみで仕方ありませんでした。DreamPortや昨年末のLIVE Vol.#3でサプライズ登場はしていたけど、じっくりたっぷり聞けるのは本当に久しぶりだから。

開幕は「circus」。激しくはないけれど、静かに、でも内に熱い情熱を秘めて、朗々と歌い上げる姿が、なんだか別世界のようでした。そこにいるのに、見えているのに、間に見えない越えられない壁があるような、不思議な感覚。

でも、続く「aikoi」でハジケてシャウトして楽しんでいるYUUKAちゃんを見て、こっちもやっぱり楽しくなっちゃって、「あ、戻ってきた」と思いました。YUUKAちゃんが僕らの世界に戻ってきたのか、僕がYUUKAちゃんの世界に戻れたのか、それはわからないけど、同じ場所にいるな、って思えた。それから、いろんな場所を、世界を行ったり来たりする不思議な時間。こうやって次々に世界を飛び越えていくのが、まさしくFJYの世界。そして「ピアノ」へ。

この曲は2年前のプレミアライブで初披露されて、そのときのことは今でも鮮明に覚えています。それくらい思い出深い曲。YUUKAちゃんの"泣き声"が全開で、その歌声に、吸い込まれてしまいそう。1コーラスのあと、梶浦さんのピアノソロから「暁の車」が流れ始めたときは、まるで心臓をグッと鷲掴みにされたような感覚に襲われました。ゾクッときた。

第一部では、コーラスとして貝田さんとHIKARUちゃんがサポート。FJYのYUUKAちゃんとKalafinaのHIKARUちゃんという組み合わせは、現状一番実現しにくいジョイントなので、このめずらしいコンビネーションも楽しむことができました。生コーラスも実にきれいで、YUUKAちゃんのパワフルなヴォーカルをしっかりと引き立ててくれました。

第一部の最後は「約束」。「また会いましょう、という約束、という意味をこめて」と梶浦さんが言って、YUUKAちゃんは魂こめて歌ってくれて。まっすぐで素直な歌詞が次々に飛んできて、ちょっと切なくなりました。

梶浦さんも言っていたように、チケットを買ってのFJYライブは初めてだし、アルバム「circus」を発売してからは初めてのライブ。あれからずいぶん時間が経って、いろいろなものが変わって、聴く音楽も少し変わった。けど、YUUKAちゃんの声が、歌が、FJYの曲が好きだっていう気持ちは、やっぱり変わってないなと実感してしまいました。僕にとっては、梶浦サウンドの「原点」で、もちろん唯一無二の存在。FictionJunction YUUKAがあってこその、FictionJunctionなんだと、改めて思いました。

若干のインターバルを置いて、第二部の開演。今度はFictionJunctionとして、"いつもの"4人の歌姫が登場です。「星屑」は、この世界へいざなうように、じっくりと聞かせてくれました。続く「here we stand in the morning dew」は、貝田さん全開。ホントに気持ちいいです。さわやかに、草原を駆け抜ける一陣の風のよう。

歌姫紹介のあとの6連発は、これはすごかった。まずはFiction"Punk"tionこと、KEIKOちゃんとKAORIちゃんがそのパワーヴォーカルを遺憾なく発揮する「synchronicity」。これがすげーんだ。あの激しさ、熱さは、ちょっと筆舌に尽くしがたい。あの場の空気を、一瞬にして「自分たちのモノ」にしてしまうものすごいパワーは、KEIKOちゃんとKAORIちゃんと、曲をアレンジした是永さんの「超ロック系」コンビネーションでないとできない。アツすぎる。

そんな熱しきったホールの空気をまた一瞬にして静かに沈めた、WAKANAちゃんの「水の証」。あの広いホールに、ただひとつだけ、静かに、美しく響く"女神の歌声"は、実に心地よく、本当に心に響きます。とてもきれいで、素敵だった。入れ替わりに、KAORIちゃんの「みちゆき」。ついさっきあんなに激しいところを見せたのに、人が変わったように、切なく、でも力強く。僕は正直この曲がちょっと苦手だったんですが、印象がまるで変わりました。KAORIちゃん、やっぱすごいや。

そしてそしてお待ちかね。「目覚め」→「salva nos」→「zodiacal sign」の3連発は、ここは勢いに任せて一気に突っ走ります。何も考えるな。迷うな。そこにこの音があるなら、それを心で感じること。それが"音楽"。それを実感できるパートが、この場面。是永さんのギターソロも、今野さんのバイオリンも、ジュニアさんのベースソロも、ますけさんのドラムアクションも、全部全部、限界までノッていく。アツく燃えろ!燃え燃えだよ!

メインパートのラストは、待ちに待ったファーストシングル「Parallel Hearts」。梶浦さん曰く「曲を作ったとき、『これは絶対にライブでやろう!』と思って、それでライブのバンドメンバーに演奏してもらって、ライブでも歌えるようにパート振りをして。今日、その夢が叶います」。僕だってこの曲を生で聴けるのが楽しみで仕方なくて、大興奮の1曲でした。歌姫たちの声が次々に絡まって、メインもコーラスもどんどん入れ替わって、梶浦サウンドの真骨頂を体感させてもらいました。聞いてるこっちは、迫りくる音の波に飲まれないようにするのに必死でしたが、あ、でもあの音の波なら飲まれてもよかったかな。

アンコールのスタートで、とても聞き慣れたベースとストリングスが聞こえたとき、とても信じられない気持ちでいっぱいでした。昨年末以来、この音を何度繰り返し聞いたかわかりません。この場面を何度繰り返し見たかわかりません。それくらい大好きな曲と、大好きなアレンジ。でも、同じアレンジをまた聞けるなんて思っていなかった。

ツアータイトルにもなっている「Everlasting Song」は、ライブアンコールのために特別なアレンジが加えられています。イタリア語で奏でられる歌姫たちのコーラスと、それを軽やかに引き立てるバックサウンドの融合がとても心地いい。1年前のLIVE Vol.#2で披露され、DVDにも収められた名曲が、よみがえってくれました。

メインフレーズはKEIKOちゃんから始まるんですが、その歌を聴いたとき、僕はしばらくASUKAちゃんが歌ってるんじゃないかと思ってしまって、何度もステージを見直してしまいました。そっくりだったのです。歌い方はもちろん、声までそっくりだった。とにかく驚いてしまって、でももう1人の歌姫が現れてくれたようで、とてもうれしかった。またひとつ、この曲に思い出が増えました。

最後のトークでは、梶浦さんがいつになく語ってくれました。

「みなさんのおかげで、ライブも4回目を迎えることができました。曲を作ること、演奏することも楽しいけど、やっぱり一番嬉しいのは、自分で作った曲をこうして演奏して、それをみなさんが笑顔で聴いてくれること。ライブはそういう嬉しさを実感できるんです。そう思うたびに、私は音楽が好きなんだなぁ、って思うんですよ」

そういう嬉しさを、僕も感じているんですよね。やっぱり、僕も音楽が好きなんです。

ところで、今回は全曲日本語曲のアルバム「Everlasiting Songs」をフィーチャーしたがゆえ、梶浦さんのライブでは過去最高の日本語率(笑)を誇ったわけですが、それについて梶浦さんが一言。「やっぱりね、人生バランスが大事だと思うんですよ」。

というわけで、次回は「日本語封印ライブ」でいきます!年明けの1月、横浜BLITZで!

なんだってーーーーー!!??

最後にとんでもないサプライズが待っていました。LIVE Vol.#5の開催決定報告。ライブ中に次のライブの告知をしちゃうなんて、梶浦さんらしくない!でもうれしい!昨年の春にO-WESTで開催された、あの一種異様な空間がよみがえるのですね!ひゃー!楽しみ!

そして、ゴールデン・歌姫ーズに、YUUKAちゃん、HIKARUちゃんを加えた6人で、最後の一曲。曲紹介で、梶浦さんが歌詞の一節を語ったのですが、それを聞いて、また信じられない思いになりました。ああ、最後のこの曲が聞けるなんて。なんて幸せなんだろう。

私が今ここにいることを、喜びだと思いたい。

6人で壮大に歌い上げた歌は、「angel gate」でした。大好きな曲なんです。この曲が聞ける日を、ずっと待っていたんです。それがやっと叶いました。うれしい。ありがとう。

今回も、たくさんの歌と、笑いと、楽しさと、感動をくれました。披露された曲は、実に28曲。長丁場でした。でも、あっという間。この時間がいつまでも続けばいいのに。毎回思うことですけど、でも、またこの時間をすごしたいと思って、それを楽しみにしながら待っている時間も、また楽しいものですね。

じゃあ、次は来年。横浜で!

待ってるよ!

[報知]梶浦由記、ツアー最終公演「喜び感じる」



セットリストは以下になります。
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ビッグホール・ディスコ!

2009.05.12 Tuesday
Perfume「ディスコ!ディスコ!ディスコ!」 / 国立代々木競技場第一体育館

1年ぶりのPerfumeライブ!2年連続でPerfumeのライブに行けるというのは、今となっては幸せなことなのかもしれませんね。今回の代々木2Daysも、即時完売だったようです。

「ディスコ!」のコンセプトのもと、開場の代々木第一体育館の中央には、巨大なミラーボール。サイドとセンターに花道が準備され、"センターステージ"もセット。アリーナの席配置は、そのセンターステージを囲むように配置され、その様相はまさに「ディスコ」。やるときゃ、徹底的にやるのです。

オープニングは最新シングル「ワンルーム・ディスコ」。1年前の「GAME」と違って、今回は「ディスコだよー!」というコンセプトの違いを明確に打ち出したイントロダクションになりました。にしては、その締めが「edge」だったのは何でやろ?

この日の見どころは、なんといっても「YoYoGi Disco Mix」と銘打たれたノンストップ・メガミックス。Perfumeの数々の楽曲を、プロデューサーの中田ヤスタカ氏がメガミックスに仕上げたノンストップミックスです。次々と放たれる音の弾丸に、ホールはさらにヒートアップ!まさに「DJ・中田ヤスタカ」真骨頂発揮ですね。

そして、Perfumeライブの楽しみといえば、やっぱり「合いの手」。つまりジェニー!ということで、今回も思いっきり叫んできました。「のっちー!!」「あーちゃーん!!」「ゆかちゃーん!!」これがあるから、ホールライブはやめられない!言うことない!体で楽しめ!

メインパートの最後は、お気に入りの「Puppy love」。上下上上下上下下に最後まで乗り切れなかったのが悔しい。けど、リズム刻んでステップ踏んでるだけで、やっぱり楽しいよね。こういう軽快なポップスも、いいもんだよね。ね!

アンコールは2曲。「Perfume」はいつもどおりでした。傾斜のきつい2階席でジャンプするのは、ちょっと怖かったけど。

最後に「wonder2」がくるのを期待したけど、「願い」でした。しっとりとしたバラードで、熱した気分を涼やかに冷まして、ライブは閉幕へ。深々と頭を下げてステージを後にした3人の姿が、実に印象的でした。

1年ぶりのライブは、1年前と変わらない興奮、変わらない熱気、そしてちょっと変わった3人の思い、いろんなものが交じり合って、ひとつのステージを作り上げたライブ。考えるんじゃない。感じるんだ。それが「音楽」なんだ。そういうことを改めて実感した1日でした。

夏にはツアーが組まれました。ニューアルバムも発売されます。さぁ、「Perfumeの季節」は、これからが本番ですよ!



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ようこそ、音楽の世界へ

2009.04.15 Wednesday
Everlasting Songs
Everlasting Songs / FictionJunction

"お立ち寄りになりませんか。梶浦由記の音楽天国へ。"

梶浦由記さんのソロプロジェクト「FictionJunction」のファーストアルバムが届きました。

まさにファン待望。今までいろいろなサウンドトラックに散らばって歌っていた6人の歌姫たちが、初めて一堂に会した豪華な一枚。「ゴールデン・歌姫ーズ」と「プラチナム・フロントバンドメンバーズ」のかなでる極上のハーモニーを、たっぷりと楽しんでいただきたい。そんな1枚です。

長々と語りたい気持ちをぐっと抑えて、一曲ずつ、リスナーノーツをお届けします。
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濃密サプライズ!

2008.12.28 Sunday
Yuki Kajiura LIVE Vol.#3 / 横浜BLITZ

真夏の東京から、冬の横浜へ。年末。年越。大一番。

さぁ、いよいよやってまいりました!梶浦由記さんのライブ第3弾!!!もう、今回はサプライズが盛りだくさんで、終始ゾクゾクしっぱなしでした。

今回の舞台は横浜BLITZ。前回のO-EASTよりも、キャパシティはさらに倍に。ただ、さすがに前売りではSOLD OUTとはならなかったようで、当日券が売り出されていました。それを尻目に、前回は売り切れで買い逃したライブグッズ(Tシャツ)を、今回はしっかりゲット。直筆サインも入っていました。どうやら先着400人には入れたようです。販売開始1時間前には並んでましたからね!

今回も、前列左よりのポジションでスタンバイ。いつもと同じです。開場が予定よりも20分ほど押したので、開演も押すかなと思っていましたが、意外にも予定の6時でスタート。オープニングアクトは、Kalafinaです。

12/24に発売された新曲「fairytale」から始まったステージ。今回は、Mayaさんは不参加で、3人でのKalafinaでした。前回とはまた違ったテイストのステージになって、静けさと激しさが同居した感じ。来年発売される新曲「Lacrimosa」も披露してくれて、これがまた心臓をわしづかみにされるようなサウンドとヴォーカルで、魅力十分。

今回最初のサプライズは、来年初旬にKalafinaのアルバムが発売されるということ。WOW!!当初は「劇場版 空の境界」の主題歌プロジェクトとして始まったKalafinaが、他の作品にも参加し、さらにアルバムまで発売できるようになるなんて。すごいことだ。デビューからもうすぐ1年。Kalafinaは、もっともっと挑戦していけるんですね。

ブレイクをはさんで、メインパートへ。今回のスタートアクトは「the world」ではありませんでした。けど、「the world」に負けず劣らない迫力のサウンドで開幕し、"ワールド"を広げつつ「fiction」へ。「ようこそ、私たちの世界へ」と言わんばかりに、ズッシリと重く音を響かせます。

来年2月に発売が決まった、FictionJunctionとしてのファーストアルバム「everlasting song」からは、まず3曲を披露してくれました。初めて聴く曲は2曲ありましたが、「here we stand in the morning dew」は一発で気に入りました。タイトルどおり、さわやかな朝の空気の中を、鮮やかな速さで駆け抜ける、そんな爽快感のある曲。貝田さんの伸びのある高音が響き渡って、素敵。やっぱり、こういう爽やかで暖かい曲がもっとたくさん聞きたい。

歌姫ーズ紹介とフロントバンドメンバーズ紹介では、今回もいろいろとネタを拾ってくれました。東京タワーとか、マカロンとか、PASMOとか。あと猫とかね。本当に、毎回毎回面白くて、今回は歌姫ーズがわりと積極的にトークに絡んできてて、声がたくさん聞けたのでよかったです。前回はチラッとしかしゃべってくれませんでしたからね。今回は楽しかった。

今回の歌姫ーズの衣装は、4人とも赤と黒を基調にしたドレスでまとめられていました。クリスマスを意識したのかな。WAKANAちゃんが赤黒って、あんまりイメージないんで(どちらかというと明るめの色なイメージ)、けっこう新鮮でした。

アルバムのイントロダクションと、ライブDVDのリフレイン、そして今までやらなかった曲の披露と、さまざまな要素を盛り込んだ今回。セットリストはガラリと変わって、日本語の曲もかなり増えました。2曲目の「fiction」から11曲目の「宝石」まで、「意味のある言葉の曲が10曲も続いたのは初めて」のこと。「winter」はKAORIちゃんがソロで美しく歌い上げ、「花守の丘」はKEIKOちゃんとKAORIちゃんの2人で力強く。この2人のタッグはホントに強力です。心にバスバス響いてくる。KEIKOちゃんがメインを張る「宝石」もすごくて、そういえば7月のライブでこの「宝石」を聞いて、聞き惚れたんだったなぁ。パワーにあふれたヴォーカルで、世界に引き込まれてしまいます。

メインパートの終盤は、「salva nos」→「目覚め」→「zodiacal sign」で大爆発!もう、是永さんのギターソロから「zodiacal sign」の流れは、あまりにもハマりすぎていて、しっかり"恒例になりそうです。このパートは、もー燃えた。"呪文"を歌いまくり、ジュニアさんのベースソロと強一さんのドラムプレイを堪能し、今野さんのヴァイオリンに聞き惚れ。梶浦さんのライブで、こんなに熱いシーンが作り出せるとは。テンション絶頂でした。

燃えに燃えたあとだから、「open your heart」がすごく気持ちよかった。興奮で熱しきった気分を、涼やかに、軽やかに冷ましてくれる。梶浦さんのキーボード、是永さんのギター、今野さんのヴァイオリン、歌姫たちの歌声。ひとつひとつが、とても涼しくて、軽くて、心地よくて、暖かい。なんとも言えない暖かな感動と共に、メインパートはエンディングへ。

アンコール、インターバルがあまりに短くて、あっというまに音が流れ始めたので、「え、もう?」と思ったら、貝田さんとKAORIちゃんが衣装換えせずに登場。バスドラムの連打とハイハットのリフと、ギターのディストーションは、さながら「salva nos」のイントロにそっくりで、あれ、さっきそれやりましたよね?

するとおもむろに歌いだす梶浦さん「ヤンマーニ ヤンマーニ ヤンマーニ ヤーイヤー」。おお、貝田さんとKAORIちゃんでカバーするのか。これは楽しみだ。

と思った矢先、ステージサイドから白い人登場。白?

え、ゆ、え??

YUUKAちゃんだぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!

なんてことだ!なんというサプライズ!!これまでサプライズゲストなんてやったことなかったから、これはもう、もうやっばい!すごいです。興奮は一気に最高潮!当然「ヤンマーニ」熱唱ですよ!ィヤッホーーーゥ!!!

YUUKAちゃん、2月にソロデビューするようです。おめでとう!南里侑香として、2/25にシングルが発売されるとか。あれ、FictionJunctionのアルバムと同じ日ですよ?まぁ両方買うけどね!

そして、アルバム「everlasting songs」に、YUUKAちゃんヴォーカルで新曲が収録される発表!mjd!?そして、その新曲「記憶の森」初披露。これがまた重い曲で、YUUKAちゃんの声の「熱い」部分をガッツリ掴んだ激しい曲です。すげーです。

この「記憶の森」が終わって、そのままサクッと引き上げる梶浦さんとメンバーズ。つまりこれは、もう1回アンコールいけるってことね!?

かくしてエクストラ・アンコールへ。メンバーズはライブTシャツへ着替えて、何の前振りもなく「ユメノツバサ」へ。問題ない!予習はバッチリですから!そして、予習がバッチリだったのはみんな同じで、会場みんなで大合唱。すごくよかった。やっぱりみんな「後悔したくないから」(笑)、思い切り歌ってましたよ。楽しかったぁー。

そして、サプライズはまだまだ続くのです。

新しくアニメの音楽の仕事が決まったり、OVAの主題歌をFictionJunctionで担当することになったり。ひとつひとつが良いニュースで、拍手が起きていましたが、やっぱり、コレ。

梶浦さん「えーと、ちょっと照れくさいんですけど、ファ・・・・」

客「「「「ファ?」」」」

梶浦さん「ファンクラブっていうのを作ることにしました」

キアアアァァァァァアアアア!!!!

ついに!ついにFictionJunctionにファンクラブが!思わず「待ってました!」って叫んじゃいました。もうね、こんなにサプライズ満載でいいのかしら。大興奮です。つまり、まだまだペース落とさずに活動してっちゃうよ!ついてらっしゃい!ってことですね。ええ、ついていきますとも!!

エクストラ・アンコールの最後、つまり、FictionJunctionが奏でる2008年最後の曲は、梶浦さん自身が「来年に向けて、今年の締めくくりで、最後の曲になるのは、もうこの曲以外思い浮かびませんでした」と言った、「聖夜」。なんてこと。このときに、この曲が聴けるなんて。

メインはもちろんYUUKAちゃんですが、KAORIちゃんもKEIKOちゃんも貝田さんもWAKANAちゃんも、しっかりと自分のパートを持って、美しく歌い上げてくれました。すごく素敵だった。感動しました。すばらしいカーテンコールです。

最後に、梶浦さんは言いました。

「このライブをやるために、たくさんの人が、それぞれにがんばっている。歌姫ーズやバンドメンバーズはもちろん、来てくれている方たちも、取れない休みを取ったり、ボーナス入ってそれでチケット買ってたり、学生は試験勉強のご褒美で来ていたり、それぞれががんばっていて、それでこのライブができている。そして、私も結構がんばった。みんなのそのがんばりに、拍手と、感謝を」

もう、何も言うことはありません。すごく暖かくて、優しくて、大きな感動に包まれたライブでした。梶浦さん、ゴールデン歌姫ーズ、フロントバンドメンバーズ、みんなみんな「よくってよ!」

披露された曲は24曲。時間は、フロントアクトからちょうど3時間。だけど、なんだかもっとやっていたような、4時間くらいやってたんじゃないかって思うくらいに、濃密なライブでした。サプライズが多くて感動がたくさんあって、それでも最後にはみんなが一緒になってあの空間を作っていた。これから何度も、この空間を味わっていきたい。

そう、今回もDVD収録のカメラが入っていました。こちらも、とても楽しみです。

今年1年、お疲れ様でした。たくさんの感動をありがとう。

来年も、期待していますよ!



セットリストは以下のとおりです。
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| at 18:18 | PermaLink | レビュー、コラム | comments(0) | trackbacks(0) |

"映画化"の理由

2008.09.01 Monday
玉置成実 6th CONCERT "Don't Stay〜GO!!" 東京公演 / Shibuya-AX

前回のリキッドルームでのライブであんなことになって、なので今回のライブは「今後に向けての希望をつなぐ」ためのライブでした。大好きだった成実ちゃんの音楽をこれからも聞き続けるために、自分自身のモチベーションを維持するためのトリガーになってくれると期待して臨みました。

開場直前、突然振り出した大雨のために、集まっていた人たちは急いで屋根の下に避難。開場時間を急遽早め、整理番号の呼び出しも「10分間でA220番」というハイペースで進み、A393番だった僕もあっというまに中に入れました。開演は、当初予定の17:30から若干遅れて17:39。アンコールを含めたオールエンドが19:32。あぁ、やっぱり短すぎる・・・・。

スタートはいつものアルバムタイトルツアーどおり、「Don't Stay - inst -」から。ここから4連発でダンスナンバーとロックナンバーが続いていきます。今回はアルバム「Don't Stay」を真っ向からフィーチャーし、かつ過去のヒットナンバーをなぞっていくという構成。2006年の「Speciality」と違ってアルバム発売から間があったことで、アルバムはそれなりに聞いていましたし、なので曲調がわからずに戸惑うということはありませんでした。

そういうわけで、個人的には非常にさっくりと、あっさりと、メインパートを走破。ラストの「Believe」と「Realize」のコンボは、今になっても色あせずアツイ。中盤にあった「Shining Star」も、やはり名曲です。ここは、ここだけは、今までの思い出だとかイメージがよみがえって、とても盛り上がれました。

アンコールでは「MY WAY」を振りつきで。「MY WAY」の振り付け講座は3回目ですね。最初は2006年、次は前回の5周年ライブ、そして今回。そして、実はこの時に、「時間の流れ」を痛切に感じてしまったのでした。

「MY WAY」のサビの振りには、突き上げた拳を内側に思い切りよく握りこむ振り付けがあります。振り付け講座の際、この部分で「ンンーッ!!」と叫ぶ(?)のが、成実ちゃんにもオーディエンスにも恒例になっていました。その、オーディエンスからの声のボリュームが、

2年前より、明らかに小さかった。それも、段違いに。

すなわち、あの頃に成実ちゃんが好きで、成実ちゃんの音楽を聴いて、ライブに足を運んでいたファンが、今はもうずいぶん少なくなってしまったのだな、と。5周年ライブのときにも感じていたこと、オーディエンスのノリ方、雰囲気、盛り上がる曲や振り付けのコピー、それが全然違ってきている。

あの頃とは、もう何もかもが違うんです。

セットリストを見れば、ロックチューンの曲が異様なほど多いのに気づかされます。リズミックなサウンドにのせたダンスチューンは時を追うごとに割合を下げ、PVで見せるキレのあるダンスをライブで披露しないことも多くなりました。4月に発売されたアルバムでは、MEGADEATHのギタリスト、マーティー・フリードマンが作曲していたり、かと思えばDa Pumpの曲をカバーしていたり。

もう、やってることがめちゃくちゃになってしまって。

成実ちゃんの、"世界"が全然見えない。

どこか場違いな雰囲気を醸し出すオーディエンスと、

どうしてもアドリブ下手になっているステージトークと、

変わりすぎてしまった音の表現。

なんだか違和感ばかりになってしまって、どうしても「生」の雰囲気を感じることができなくて、何かふわふわ浮いているような、「そこにいる」ということが全然わからなくて。前回も感じた「映画を見ていたような」感覚は、ずっと消えないままでした。

僕が付いていけなかったのか、成実ちゃんが行き過ぎてしまったのか。

誰が悪いわけじゃない。誰も悪くない。成実ちゃんも、スタッフも、他のオーディエンスも。

けど、たぶんもう。

僕は、成実ちゃんの世界を感じることは、できないんだろうな。

その事実が、すごく悲しいし、悔しい。

そんな感情をいろいろと感じながらすごした、113分間でした。



セットリストは以下のとおりです。AXがツアーファイナルですので、もうネタバレも何もないので堂々と。
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| at 20:20 | PermaLink | レビュー、コラム | comments(4) | trackbacks(0) |

クールに、熱く!

2008.08.01 Friday
Yuki Kajiura LIVE VOL#2 / Shibuya O-EAST

夏です。ライブの季節です。というわけで、梶浦由記さんのライブ「VOL#2」に行ってまいりました。平日の夜、渋谷、ということで、仕事は早めに切り上げて。こういうときはフレックスがうれしいですね。前日にがんばった甲斐があったというものです(笑)

VOL#1よりキャパシティを倍に増やしたホールは、それでも発売早々にSOLD OUT。整理番号の数字は結構大きかったんだけど、それでもステージにわりと近い場所に滑り込み。ここ数年でスタンディングのライブを多く経験してきたこともあり、ホールでの場所確保も板についてきましたよ。開演前はビジョンにDream Portの映像と、Kalafinaの新曲「sprinter」のPVが流れて、見入っていました。

今回はオープニングアクトにKalafinaが登場。初の"単独"出演です。歌姫が4人に増えた「新生Kalafina」は、デビュー曲「oblivious」「傷跡」からスタート。歌い手さんが増えたので、少しアレンジが変わりましたね。やはり厚みが増したというか、月並みな表現ですけど。合間のトークでは、WAKANAちゃんが明らかにド緊張していて可愛かった。

そしてなんと言っても、ラストの「sprinter」。まいった。これはすごい。カッコイイ。細かいギターリフと重く響くドラムのサウンドと、そこに絡む4つの歌声。疾走感あふれるテンポと、リズム帯が巧みに織り成すビートが心地いい。KEIKOちゃんの中低音は、下から支えるヴォーカルとしてとても魅力なんですが、なんとさらにその下からMayaさんがどっしりと構える重低音を披露。まだそこがあったかーッ!Hikaruさんは透き通るような高音で、WAKANAちゃんとのツインビートが強力。この2人が、同化しちゃうことも喧嘩しちゃうこともなく、しっかりと自己主張して届いてくるというのはすごいですよ。いろんな方向から音のビームが飛んできて、どうやっても回避不能です!

メインステージは貝田さんとKAORIちゃんが加わって、いつもどおり「the world」からです。もう定番ですね。梶浦さんの奏でる世界への入り口として、重く冷ややかなイントロとともに登場するバンドメンバーズ。ステージ奥からのフラッシュライトが、なんとも幻想的です。ここから中盤の「in the land of twilight, under the moon」までは、テンポよく一気に駆け抜けます。3回目だし、体も慣れてきましたよ。どんと来いや!って感じ(笑)

「しっとりと聞き惚れていただきましょう」と「fake wings」を奏でたと思ったら、その後「ツバサ・クロニクル」の2曲でカッ飛ばし、また「You are my love」でクールに静めるとか、もうドS極まりない構成。「目覚め」は燃えたー。KEIKOちゃんが、もう煽る煽る。オーディエンスもだんだん慣れてきてて、盛り上がってました。是永さんのカッコイイギタープレイと、今野さんの力強いヴァイオリンに乗って、ホールの温度も上がる上がる。「You are my love」からはゲストヴォーカルの伊東恵里さんが登場で、中高音のよく伸びる綺麗な歌声を披露してくださいました。

「salva nos」のアウトロで是永さんがアドリブソロを披露して、そしてKEIKOちゃんの一喝!「これながー!こーぅいちぃー!」にあわせたオーディエンスの絶叫は、梶浦さんのライブでこんな場面があるのかよ、と思うほどのバカ騒ぎ。バンドメンバーズ紹介で「あれ、やめてくれない?恥ずかしいから・・・・」なんて言っていた是永さんも、やっぱりやればやったで気持ちいいんじゃないですか(笑)。ああいう場面を作ってもらえるのは、やっぱりエレキギタリストの特権ですよね。

ホールが一番盛り上がったのは「zodiacal sign」でした。ライブ前日に「呪文」と称して、この曲の梶浦語が公開されたのです。それも梶浦さんのblogで、梶浦さんご自身の手で!なので、先の是永さんのアドリブソロから「zodiacal sign」のイントロへつながったときは、ホールが一気にヒートアップ!オーディエンスの半分以上は歌ってましたよ、「サランナンマーラミィヤー」って。当然僕も歌ってました。いやー、いいですね!良い意味で異常ですね!(笑)

「open your heart」は、今回はメインステージのラスト。今野さんの流れるようなヴァイオリン、是永さんの優しいギター、梶浦さんの弾むキーボード、そして歌姫ーズのハーモニー。あぁ、なんて素晴らしい。こんな素敵な音楽を感じられて、僕は幸せ者です。

アンコールは3曲。「everlasting song」と「ユメノツバサ」は、梶浦さんらしくないポップスの曲で、とてもノリやすい。純粋に楽しかった。ラストの「Ring your song」は、再び伊東恵里さんが登場して、軽やかに、しっとりと、静かに、歌い上げました。きれいだった。素敵だった。

書き忘れた。強一さんのドラムはすごく強烈で、梶浦さんの「佐藤さんのドラムは『ドラムだ!』って感じのドラムなんです」という表現がピッタリ。自己主張が強くて、どっしりと構えていて、力強い。メロディ帯にとっては、すごく安心感のあるドラムプレイです。なのに、強一さん自身はちょっとクールでちょっとシャイで。音楽って面白いですよねぇ。

梶浦さんは、終演間際に言いました。

「すごく楽しかった。また絶対やります。今度は4時間越えちゃってもいい?」

VOL#3宣言キター!4時間越え、どんと来い!DreamPortで経験してますから、へっちゃらですよ。何よりも、3時間ではまったく物足りませんでした。梶浦さんは「もっと続けたい」と言っていましたけど、僕も、もっと聞いていたかった。次も、その次も、もっともっと続きますように。



セットリストは以下になります。
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