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F1第4戦 忙しいレース

2010.04.20 Tuesday
2010 F1世界選手権 第4戦 中国グランプリ
決勝 / 上海インターナショナルサーキット 56Laps(305.066km)
1位:ジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)
2位:ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
3位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)

2007年に、サーキットの不具合によってレースがボロボロになってしまって以来、実は個人的に中国GPに対する心象があまり良くありません。いつか何か起こるんじゃないか、大事故とか、スチュワードとチームのトラブルとか、観客の安全に問題が出るとか、そういうことがあるんじゃないかと毎年ヒヤヒヤしています。けど、あれ以来大きなトラブルは(僕の知る限り)起きていなくて、上海もF1開催のノウハウを順調に蓄積しているのだな、と。

2004年の初開催から6回開催されている中国GPですが、そのすべてでウィナーが違っていること、そしてポールポジションからのウィナーが1人もいないことで知られています。今回ポールを獲得したのは、今季3度目となるセバスチャン・ヴェッテル。これまでのジンクスが継続されるならヴェッテルはこのレースに勝てないわけですが、果たして、その通りになってしまいました。

スタートで外側からヴェッテルをかわしたアロンソは、その後フライングが発覚してドライブスルーペナルティを食らいました。アロンソがフライングというのは、ちょっと考えられない失態ですが、狙いすぎたのか焦ったのか。6周目にペナルティを消化したアロンソですが、23周目にセーフティカーが入ったことと、目まぐるしく変わる天候のせいで各車のピットインが多くなったことで、全体から見ればダメージは最小限に抑えられていました。これは不幸中の幸い。

そう、今回は各チームとも、天候情報に振り回されたようでした。スタート前はドライ予想で、すべての車がドライのプライムタイヤ(堅いほうのタイヤ)を装着していました。が、すぐに雨が強くなり、一斉にピットインしてインターミディエイトタイヤ(浅溝のレインタイヤ)に交換。これは、リウッツィと小林、ブエミのクラッシュでセーフティカーが出ている間に行われたんですが、このセーフティカーラップが終わるころ(5〜6周目)には、再びドライタイヤにスイッチ。ですが、19周目ごろにはまた雨が強くなって、インターミディエイトに交換。ここまでですでに3回。これほど忙しいレースもありません。特に今季は、レース中の給油が禁止されたことで、ピットインが1回しかない(プライムとオプションの両タイヤを必ず使わなければならない規則があるので、必ず1回はピットに入ります)ことなど普通ですから、これほどピッチ作業が多く見られるのは、もしかしたらこれが最初で最後かも。チームは大変だったでしょうけど、見ている方としては楽しめました。

その混乱の中、最初の雨でインターミディエイトにスイッチせず、ドライタイヤで走り続けたのがバトン。ハミルトンが2周目にピットインしたことからもわかるように、マクラーレンチームとしてはタイヤ交換を推奨したようですが、これをパスしたのはバトン自身の判断。結果的にはその判断は正しかったわけで、しかもドライタイヤをとてもいたわって走っていた。うまくなったなと思いましたよ。MP4-25は今期のマシンの中でもトップレベルの速さをもっていますが、今回のバトンの優勝は、バトン自身のレースマネジメントスキルがもたらしたものです。マクラーレンに移籍して、いろいろ叩き込まれているんだろうな。

今回の負け組は、レッドブルです。昨年までのレッドブルのマシンは、それもフロントタイヤへのダメージが大きく、反面ウェットレースではそれが良い方向に働いて好成績を収めてきました。が、今季のマシンはそういうわけでもないようで、ドライ用にセットアップしたクルマはウェットレースに対応しきれていませんでした。終盤は浅溝タイヤの溝がほとんどなくなっていて、ヴェッテルとウェバーはどうにか後ろをブロックしつつ、チェッカーまで走らせるので精いっぱいのようでした。クルマの速さもありましたし、トラブルもなく、戦略もノーマルでしたが、今回に関しては「力負け」ということになるんでしょう。

それにしても、ザウバーは深刻だなぁ。小林はオープニングラップでリウッツィに追突されてのリタイアでしたが、デ・ラ・ロサはまたしてもエンジントラブル。これで4戦連続のダブルリタイア、完走ゼロです。事故はまぁ仕方ないとしても、エンジントラブルがここまで頻発するのは、はっきり言えば異常事態です。ザウバーは今季フェラーリエンジンを使用していますが、フェラーリ自身もマレーシアでエンジントラブルを起こしたように、エンジンの信頼性に疑問符が付いています。ペーター・ザウバーは「エンジン固有の問題か、シャシーと関連するものかは分析しないとわからない」としてフェラーリへの批判を避けましたが、この先もトラブルが解消されないとなると、さすがに問題視せざるを得ないのではないでしょうか・・・・。

3週間あいて、いよいよヨーロッパラウンドに入ります。アイスランドの火山噴火の影響が心配されていますが、3週間のインターバルがあること、BAやエールフランス、KLMがテスト運航を行って問題が出ていないことなどから、バーニー・エクレストンは「貨物については問題ない。スペインGPがキャンセルされることはない」と話しています。イベントはもちろん大事ですが、安全には十分気を配ってもらいたいものです。トラックの外でもね。

[ESPN F1]中国GP - 決勝レポート
[F1通信]中国GP 7の結論

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