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F1第5戦 レベルの差

2010.05.11 Tuesday
2010 F1世界選手権 第5戦 テレフォニカ・スペイングランプリ
決勝 / カタロニアサーキット 66Laps(307.104km)
1位:マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
2位:フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
3位:セバスチャン・ヴェッテル(レッドブル・ルノー)

3週間ぶりのグランプリウィークです。日本ではこの3週間に大型連休があって、個人的にはここでJリーグの5連戦が詰まっていてサッカー漬けの毎日だったこともあり、とっても久しぶりのF1という感じ。多分にスキャンダラスなF1界のこと、3週間もあれば何か大きなニュースでもありそうなものですが、大したものはありませんでした。悪いニュースがなかったことは幸いなことです。

4戦のフライアウェイを終えて、いよいよヨーロッパラウンドがスタートします。サン・マリノがカレンダーから消えて以降ヨーロッパラウンドの開幕を担っているスペインは、フェルナンド・アロンソの大活躍で一気にF1熱が爆発した国。ここ数年は不遇のシーズンを送っているアロンソですが、それでも母国での人気は不動のもの。カタロニアのグランドスタンドは、フェラーリレッドとオビエドブルーの2色に染め分けられていました。ハイメ・アルグエルスアリ、ペドロ・デ・ラ・ロサも、それぞれ初の母国グランプリ。

アロンソは4番手スタートから、そのままポジションを保ってレースを進めます。第1スティントでヴェッテルがピットストップをミスしたのに乗じてポジションを上げ、中盤から終盤にかけては3番手を快調に走行。このところマシントラブルが続いていたフェラーリでしたが、3週間のブレイクでしっかりと修正してきたようです。チームラジオでも際立ったトラブルの情報はなく、順調なレース運びでした。

そしてレッドブルの速さも、ヨーロッパに移っても健在でした。予選でフロントローを独占したばかりか、ポールスタートのウェバーは、もはやレッドブルのお決まりとなった「国際映像にほとんど映らない走り」で圧勝。ヴェッテルはピットストップのミスでポジションを下げてしまった上、終盤はブレーキがほとんど残っていないくらいに厳しい状況でしたが、それまでに築いたアドバンテージが奏功して、最終的には3位表彰台。

今年のレッドブルは、オフの開発アドバンテージはもとより、シーズン中の開発も順調に進んでいるようで、他の追随を許していません。ヴェッテルもウェバーもクルマのことをよく理解して乗っていて、アクシデントやマシントラブルがなければ、軽々と上位を走ることができる。間違いなく、グリッドで最も速いマシンです。このクルマに追い付くのは、なかなかに簡単なことじゃありません。ミスさえなければ、ね。

アロンソと同じように、ヴェッテルのミスに乗じて2位を走っていたハミルトンでしたが、残り2周でクラッシュ。コース上にあったパーツの破片を左フロントタイヤで踏んでしまい、その瞬間にタイヤがバーストしてタイヤウォールに一直線。18ポイントを失うという手痛いアクシデントになってしまいました。これはアンラッキーとしか言いようがありません。誰が踏んでもおかしくない破片を、たまたまハミルトンが踏んでしまったってことなので。速さはありますからね。次は挽回してくるでしょう。

これまで一度も完走できていなかったザウバーは、小林が12位でチェッカー。ここにきてようやくの初完走です。Q3に進んで10番手からスタートし、スタートでコースアウトして一瞬ペースを落としながらも、何とか挽回して12番手。デ・ラ・ロサは20周目過ぎにピットインしてそのままガレージに入ってしまいましたが、心配されたエンジントラブルもなく、順調に走りきることができました。エアロの面で上位にはまだまったくかないませんが、レース距離を走りきって、エンジンを消費せずに済んだというのはプラス材料。今年は厳しいシーズンになることは分かっているので、我慢我慢のヨーロッパになりそうです。

それから、今回のレースでは、上位集団がバックマーカーをパスする際に、危うく事故になりそうな場面がいくつもありました。ヴァージンやロータス、ヒスパニアといった新興チームは、そのほかのチームとくらべてレースペースが圧倒的に遅い。およそ同じF1とは思えないくらいに違うのです。それにルーキードライバーも多い。3連続コーナーで道を無理に譲ろうとして、結果的にラインをふさいでしまうなんて、常識的に考えればあり得ないこと。マッサも怒りをあらわにしていたし、こういう部分のトレーニングはきちんとする必要があるんじゃないかな。まさに"命がけ"で走ってるんだから。

ミハエル・シューマッハがいまだに一度も表彰台に上がれていないことについては、まぁそんなもんだろうな、という感じです。昨年は全く他を寄せ付けない速さを誇ったブラウンGPですが、オフを挟んでの開発競争でトップチームにかなうほどではなく、あっさり追い抜かれている印象。ミハエル自身も、まだクルマに乗り切れていない感じがします。実のところ、僕はシーズン前からミハエルが実力を発揮することに懐疑的でしたので、現状に関しては疑問もないんです。ただやっぱり「強いミハエル」のイメージのままでいてもらいたかったな、と。"赤い皇帝"のままでいてほしかったな、という思いは強いです。

次はいよいよ、伝統のモナコ。華やかな雰囲気に包まれ、F1が最も輝く日。ドライバやクルーにとっては変わらないシーズンの一戦かもしれませんが、ファンにとってはやはり特別なグランプリ。四の五の言わずにモナコの華やかさを楽しみましょう。

[ESPN F1]スペインGP - 決勝レポート
[F1通信]スペインGP 5の結論

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