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ライブレポート 「4人」と「3人」

2010.06.01 Tuesday
Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR
Kalafina LIVE 2010 "Red Moon" 横浜公演 / 横浜BLITZ

2月の「progressive+」に参加できず、なので昨年末のBLITZ以来のKalafinaライブ。アルバム「Red Moon」を引っ提げて、という形のライブツアーでした。昨年は毎月やっていたmorph東京でのライブイベントを、今年は全然やっていないので、Kalafinaのメンバーも意気込みは違うのかもしれません。

僕はと言えば、もともとmorphのイベントには行っていなかったので、久しぶりのライブを楽しもうと、いつもと同じようにホールに向かいました。ただ、実はアルバム「Red Moon」をほとんど聞きこんでいなくて、アルバムの新曲が全然わからないまま行ってしまって、それはちょっと後悔です(汗

そんな中で、「sapphire」は良かったなぁ。WAKANAちゃんの透き通ったハイトーンヴォイスと、KEIKOちゃんの下から支えるハスキーヴォイスのコントラストが絶妙でした。この2人のハーモニーは、他の誰でも表現できない魅力が溢れています。他を寄せ付けない強烈な何かが、この2人の間にはあるんだろうなと思うんです。

中盤は昨年のアルバム「Seventh Heaven」から数曲。「夏の林檎」は個人的にも好きな曲。WAKANAちゃんとHikaruちゃんの2人の高音に、ケーナの鋭く柔らかい音色が絡む曲で、高いキーの音を存分に味わえる曲です。「fairytale」は逆に、WAKANAちゃんは抑えめの中音、KEIKOちゃんは独特の低音で、深く、しっかりと歌いあげる曲。このパートは、行ったり来たりのメリハリがすごくあって、聞きごたえがありました。さすがの表現力。

ステージトークはもう、この3人は本当によくしゃべるw ちょっと天然もまじってるWAKANAちゃんにKEIKOちゃんが突っ込んで、Hikaruちゃんは置いてけぼりでおろおろしてる、という構図がもう出来上がってます。楽屋トークで盛り上がるだけでなく、適度にオーディエンスも巻き込む感じで、距離感がちょうどいい。このあたりは、昨年のmorphライブで学んでいったんだろうな。

終盤は力強く歌い上げる曲が連続。「intermezzo」あたりまではまだマシなほうで、「Lacrimosa」からはもう手がつけられない。「また風」でホールを十分に熱したところに「Kyrie」とかどう考えても危険すぎるw 熱い!いや、暑い!

今回のバンドメンバーは、これまでのKalafinaライブのメンバーとは違って、いわゆる「フロントバンドメンバーズ」が勢ぞろい!FictionJunctionのライブでも素晴らしい音を奏でるバンドメンズが、今日はKalafinaのために演奏します。本当に素晴らしいメンバーで、音にメリハリがあって、最高のサウンドでしたよ。3人のヴォーカルが負けてしまうくらいの、迫力のある音でした。この音、やっぱり好きだなぁ。

アンコールは3曲。「love come down」で着火した後、これまでオーラスの定番だった「sprinter」を、ここで。ライブで「sprinter」を聞いたのはもう4回目くらいなんですが、最近特に思うんですよね。「sprinter」は、やっぱり"4人"の曲なんだな、って。

Kalafinaは当初、WAKANAちゃんとKEIKOちゃんの2人でスタートしました。この2人で「oblivious」を出して、次の「sprinter」でHikaruちゃんとMayaちゃんが加わって4人になりました。この4人でライブに出演したのは、2年前の「Yuki Kajiura LIVE Vol.#2」のフロントアクト、これが最初で最後です。このときの「sprinter」は、それはそれは圧倒的で、見事なまでのハーモニーでした。4つの声が折り重なって、それぞれが思い切り主張して、でも全然喧嘩してなくて。すごい迫力だった。この「sprinter」を聞いて、僕はKalafinaにハマッたんです。

Mayaちゃんがいなくなって、3人で奏でる「sprinter」はやっぱり何か物足りない感じがしてしまうんです。なんというか、厚みが足りないというか。3つの声が重なるハーモニーもとてもきれいで美しいものなんですが、迫力がどうしても足りない。4人で歌ったあの大迫力の「sprinter」、まさに"突っ走る"感じがもう聞けないのは、とても残念だな、と思ってしまうんです。

最後の曲は「I have a dream」。「Red Moon」のラストナンバーでもある、ゆったりとしたミドルテンポの曲。爽やかな、清々しい気分で終幕です。KEIKOちゃんの声は、こういうミドルテンポの曲がとてもよく似合います。明るい印象の曲はもっともっと聞きたい。

終わってみたら8時半。正味2時間半くらいで、やっぱりあっという間だな、という感じでした。いろんな印象がまじりあった、不思議な時間。「Kalafinaの音楽」を感じながら、同時に「梶浦サウンド」との違いも明確に感じた2時間半でした。どっちが良いとか悪いとかじゃなくてね。詞や曲を作るのは梶浦さんなんだけど、歌ったら最後、3人はもうその音を自分たちだけのものにしてしまうんだなぁ。



セットリストは以下になります。全公園共通かと思いますので、名古屋、東京に参戦される方はご注意ください。
M01:red moon
M02:テトテトメトメ
M03:fantasia

- Talk -

M04:sapphire
M05:星の謡
M06:闇の唄

- Talk -

M07:夏の林檎
M08:fairytale
M09:ARIA
M10:progressive

- Talk -

M11:春は黄金の夢の中
M12:storia
M13:intermezzo
M14:Lacrimosa
M15:また風が強くなった
M16:Kyrie
M17:音楽

- Talk -

M18:光の旋律

E01:love come down
E02:sprinter

- Talk -

E03:I have a dream

JUGEMテーマ:音楽


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