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F1第10戦 跳ね馬の怠慢

2010.07.14 Wednesday
2010 F1世界選手権 第10戦 サンタンデール・イギリスグランプリ
決勝 / シルバーストンサーキット 52Laps(306.747km)
1位:マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
2位:ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
3位:ニコ・ロズベルグ(メルセデス)

世界中がワールドカップの熱狂の真っただ中にいる中で、F1サーカスはイギリスへ上陸しました。4年に1度行われるワールドカップの決勝当日に、イギリスグランプリの決勝レースが行われてしまう。これはもう恒例行事になっていて、公式予選の後の3位決定戦、決勝レースの後の決勝戦と、みんなサッカーを気にしながらのセッションになりそうです。

スターティンググリッドは、レッドブルがフロントローに並び、その後ろにはスペイン人のアロンソ。ワールドカップでも決勝に進出したスペイン代表とともに、会心の走りを見せたい(と思ってたかは定かではないですが)。

道幅が広く、タイトなコーナーも少ないシルバーストンは、オーバーテイクチャンスの多いサーキット。なので、スタートで出遅れてもマシンのペース次第で挽回はできるものですが、しかしタイヤがパンクしてしまってはどうしようもない。ポールスタートのヴェッテルは、どうやらハミルトンと接触したようで、右リアを潰してしまいました。タイヤ義務を果たすことはできたものの、いきなりのピットインで最後尾からレースを再開することに。優勝を目指すレースが、一点「ポイントを目指す」レースになってしまったのは、チャンピオンシップを考えれば痛い。それでもレッドブルのポテンシャルなら、ひょっとしたらひょっとするかも?とも思いました。

上位は、ウェバーがそのまま先頭に、アロンソがスタートに失敗して5番手、ハミルトンとクビサ、ロズベルグが、2番手から4番手という形。アロンソがいかにしてロズベルグをとらえ、クビサをパスするのか、というのがひとつの見せ場かなという感じのポジションでした。ピットでの静止時間が短くなって、トラックでの争いがクローズアップされるようになった今季、ドライバー同士の力量が大いに試される展開になるだろうと、期待してみていたんですが・・・・。

1周目でトラブルに見舞われたのはヴェッテルだけではなくて、マッサも右リアをパンクしていました。が、これはチームメイトのアロンソに追突されてのもの。第1コーナーではアクシデントはつきものですが、その対象がよりによってヴェッテルとマッサというのは、なんとも惜しい。レッドブルほどのペースを持っていないマッサのレースは、事実上ここで終わってしまいました。

あとから考えれば、このアロンソとマッサのアクシデントは、その後に続くフェラーリのゴタゴタを暗示していたのかもしれません。とにかく今回のフェラーリは、チームとしてめちゃくちゃでした。特にアロンソは酷いもので、レース中に無線で「もう話しかけないでくれ!」などと言ってしまうほど。チームとの関係がうまくいっていないという噂もあるようで、この日のアロンソのドライビングは明らかに冷静さを失っていました。クビサに仕掛けて、結果シケインをショートカットしてしまったシーンも、普通ならば"念のために"一度ポジションを譲らせるものです。それを、フェラーリとアロンソはしなかった。結局ペナルティを食らって、大損してしまったのですから、これは明らかな「自爆」です。マッサの緊急ピットインもそう。いくらピットロードのすぐ手前だったといっても、スピンしてすぐにピットに入ることを伝えれば、あそこまでドタバタせずに作業ができたはず。似たような場面はアロンソにもあって、フェラーリは最後までチームプレイができませんでした。

最後尾から追い上げまくったヴェッテルは、最後の数周はスーティルのフォース・インディアにずいぶん苦しめられました。フォース・インディアは、パドックでは「一番抜きにくいマシン」と評判だそうです。もう1台のフォース・インディア、リウッツィの後ろにいたブエミもずいぶん手こずっていて、結局チェッカーを受けるまでパスすることができませんでした。ヴェッテルは最終周回でスーティルを強引にねじ伏せてポジションを奪いましたが、つまりああでもしないと"レッドブルでさえ"抜けないということ。ここで時間をとられたせいで、前の小林を追いかける余裕がなくなってしまいました。とは言え、トラブルで最後尾から仕切り直しを余儀なくされたことを考えれば、6ポイントは御の字かもしれません。

予選で大失敗したバトンは、ポテンシャルを発揮して4番手でチェッカー。マクラーレンは結局アップデートが間に合わなかったそうなので、2位と4位は上々の成績でしょう。ヴァレンシアといいシルバーストンといい、パッケージが揃わなくてもしっかり結果を出すところは、さすがにワールドチャンピオンコンビというところ。コンストラクターズ・チャンピオンシップでは29ポイント差の首位ですが、レッドブルがしっかりタッグを組んでたたえるようにならないと、逆転するのは難しいのかもしれません。

来週末はドイツグランプリ。シーズンも後半戦に入ります。上位はまだまだ混戦、どうなるかわからない。このままレッドブルとマクラーレンの2強が続くのか、フェラーリの巻き返しはあるのか。楽しみなシーズンが続きます。

個人的には、Jリーグも再開するので、日曜日のサッカーとF1、なんとも悩ましい日々がまたやってきます。サッカーも見たいし、F1もできればライブで見たいのよ!w

[ESPN F1]イギリスGP - 決勝レポート

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